社会福祉法人　ほっと福祉記念会｜福島県郡山市

令和５年7月２日　手記：霜垣

「ファミリーコンサート」

霜垣の友人が郡山市民オーケストラでバイオリンを弾いている。彼女から毎回演奏会のお知らせが届く。

今回は日にちが迫っていたので、自力で市民文化センターまで来れそうな利用者に声をかけてみた。

「咲」の二人は福島交通バスを使い、「陽」の二人は自転車で走ってきた。バスの時刻は調べて知らせたが、詳細については自分たちで決めて行動している。

　内容は、子供でも楽しめる「となりのトトロ」とチャイコフスキーの「くりみ割り人形」。

物語の語りとフルオーケストラのコラボ。知った曲だったこともあり、KSくんは体全体でリズムをとってとても楽しそうだった。また、気持ちよく居眠りをしていた人も・・・。

　ホーム利用者は初めてのことにとても不安で、ひとりでは一歩踏み出せず、なかなか経験を積むことができない方もいる。失敗することも経験。２０代の利用者は特に、これからいろいろなことを経験していきながら、好きなこと、楽しいことをたくさん増やしてほしいと思う。

楽しい人生が送れるように。

令和５年５月２８日　手記：霜垣

「爽」のカラオケ大会。

以前より希望が出されていて、やっと応えることができました。

１１時に時遊館を予約して「１０時半にお迎えに行くね」と伝えていたのに、１０時１５分に「爽」に着くと４人の住人は玄関外に横１列になって待っていました。

　時遊館駅東口店、受付をしている間にまずタバコを一服。喫煙者３人にとって喫煙ルームがある場所はとても有難い。ランチとドリンクバーと、ルーム３時間コースで1,790円。

ドリンクバーは各々好きなものをチョイスして

階の部屋へ。

いつも部屋にいてなかなか外出しないSさんは、自らマラカスを持って入室しました。毎日自室でもカラオケを楽しむNさんは、歌いたい曲をメモしてきました。

歌本がないご時世となり、タッチパネルで曲を入れていかねばならず。。。

みんな歌いたい曲名が出てきません。同世代の私は昭和５０年代ヒット曲を出し、次から次へと入れていきました。画面には当時の懐かしい歌手の姿や、石原裕次郎の映画のワンシーンが出てきて、話も盛り上がりました。

令和５年５月５日　手記：霜垣

　あぶくま洞へおでかけ。天気も良くドライブ日和。

グループホームのみんなにとってゴールデンウィークは嬉しい反面、時間を持て余す？時間にもなります。ひとりでは遠出も難しい。さみしい時間と思う人もいます。スタッフはそんな住人の思いを少しでもなんとかしてあげたい。

　あぶくま洞は初めての人もいました。早く到着したので、込み合う前に入ることができました。帰りは浮金のぷえんてに立ち寄り、ヨークベニマル小野プラザで各々好きな昼食を買って好きな場所で食べました。

　ぷえんては、とても居心地の良い場所でした。卓球やバドミントンで遊ぶ人、図書コーナーで思う存分好きな図鑑を見る人、ジェンカやオセロで対戦する人、ホームの垣根を越え交流することができました。

　買い物のセルフレジ初体験の人もあり、タバコが吸えず苦しむ人あり、外での姿は新たな発見につながります。経験の乏しい利用者さんに色々な世界を見せてあげたい、人と一緒に楽しい時間を過ごして欲しい。

　今までコロナ禍でさみしい日々を送っていました。今年度は深呼吸して楽しい時間をたくさん作っていきたいと思います。

当法人の運営するグループホーム進にお住いの藤田晃さんから心打たれる川柳が寄せられました。

「母の死に滂沱の涙なみだかな」

滂沱の涙＝とめどなく流れる涙、という意味ですが、滂沱という言葉を使い、さらに平仮名のなみだを繋げたことにより深い哀しみが感じられますね。

色々考えさせられる川柳です。

藤田さん、ありがとうございました。

当法人の運営するグループホーム陽にお住いの古宮沙織さんから推し愛あふれるイラストが寄せられました！

「山ちゃんとお文具さん」

声優の山寺宏一さんのカッコいいイラストと、お文具さんとプリンさん、名も無き者、ゼリーさん、猫さんまでフルメンバーで描かれていますね！可愛いです！ (*'▽')

沙織さん、カッコいい、可愛いイラストをありがとうございました。次回作品もお待ちしています！